脊髄障害により 痛みが起きることがあります
外傷性脊髄損傷 脊髄腫瘍 感染性 血行障害(脊髄梗塞など) 脊椎変性疾患(後縦靱帯骨化症 黄色靱帯骨化症など) 脊髄変性疾患(多発性硬化症など)の様々な原因があります
痛みは
障害部位に限局して起きる at-level の痛み
障害から比較的早期に起こり 鋭い痛み 電撃痛 アロディニア 痛覚過敏を伴うことがある
障害部位より尾側に起きる below-levelの痛み
障害から比較的遅れて起こり 灼けつく しびれ えぐられるような痛みがあります
脊髄障害後の痛みの治療は
アミトリプチリン プレガバリンなどの神経障害性疼痛治療薬 服用を開始しますが
治療抵抗性の場合には ニューロモデュレーション治療
脊髄刺激療法 (SCS : Spinal Cord Stimulation)などが検討されることもあります