帯状疱疹は 子どもの頃にかかった 水ぼうそうんもウィルスが原因です
水ぼうそうは子どもの頃にかかり 1週間ほどで治りますが
水ぼうそうウィルスは背骨の近くの神経節に潜み 何年も隠れています
免疫が低下すると 神経に沿って皮膚に出現し帯状疱疹を発症します
日本人では90％以上帯状疱疹の原因となるウィルスが体内にひそんでおり
80歳までに3人に1人が帯状疱疹になるといわれています
皮膚と神経の両方でウィルスが増殖し 炎症をおこすため強い痛みを起こします
50歳以上で帯状疱疹を発症した場合 約20％の方は３月以上痛みが続く場合があります
体の片側に痛みを伴う紅斑疹が出たら出来るだけ早期に（72時間以内） 皮ふ科受診し診断の上 抗ウィルス薬服用することが必要です
帯状疱疹は様々な後遺症を引き起こす可能性があります
腹部に発症した場合 便秘
臀部や陰部 排尿障害 陰部の痛み
顔面 耳 顔面神経麻痺 難聴 味覚障害
目 角膜炎 ぶどう膜炎
頭部 髄膜炎
合併症で多いのは 皮膚の症状が治ったあとも持続する帯状疱疹後神経痛です
急性期の痛みは非ステロイド性消炎鎮痛薬やアセトアミノフェン 神経ブロック治療
長引く痛みは 神経障害性疼痛治療薬や 神経ブロック治療を行います
