ペインクリニック科って、痛みを治療してくれる診療科らしいけれど
整形外科と一体どう違うのかしらというお問い合わせを時々頂きます
- ペインクリニックは痛み症状を対象として主に神経ブロック治療や薬物治療により苦痛を取り除くことを目的とする医療
- 整形外科は筋、骨、関節などの病気を主に手術によって機能面の回復を目指すことを目的とする医療
日本でのペインクリニック医療は、主に麻酔科出身の医師が担っています
様々な鎮痛薬・鎮痛補助薬の知識に加え、神経ブロック治療、侵襲の少ない(からだに負担の少ない手術)など、種々の痛みをコントロールする技術を駆使して診療を行っています
ペインクリニックでは運動器(筋、骨、関節)の痛みに加えて、頭痛や神経障害による痛み、がん性疼痛など様々な疼痛性疾患の診療を行います
高齢化が進むにつれ、様々な「痛み症状」を抱えながら生活している方が増えています
整形外科もペインクリニックもどちらが欠けても質の高い疼痛医療を提供することは出来ません
欧米には集学的ペインセンターと言う、長引く痛み、慢性化した痛みを複数の科(整形外科、脳神経外科、麻酔科、神経内科、リハビリテーション科、精神科など)で診断・治療をすすめる医療施設があります
日本にも愛知医大痛みセンター、大阪大学附属病院疼痛医療センター、東京大学医学部附属病院麻酔科痛みセンターなど地域の拠点となる疼痛医療の拠点が出来てきていますが、ペインクリニックを標榜するクリニックはまだまだ少ないのが現状です
当院院長は大阪大学附属病院疼痛医療センター麻酔科ペインクリニック部門で研鑽を積み、2010年11月より西宮市で開業いたしました
ペインクリニック学会専門医、頭痛学会専門医、麻酔科学会専門医の資格を有しており様々な痛みの相談にお応えしております
痛み症状でお困りでしたら、お気軽にご相談下さい