片頭痛の典型的前兆とは
頭痛発作前に5-60分前続く 視覚症状 感覚症状 言語症状のことをいいます
閃輝暗点(せんきあんてん)に代表される 視覚性前兆の頻度がもっとも多く
キラキラした 光 点 線が見えたり(陽性症状)
視野の一部が見えにくくなったりします(陰性症状)
感覚症状は 皮膚のチクチク感 感覚鈍麻など
言語症状は 言葉の出にくさ 話しにくさなど
これらの前兆症状は 60分以内に完全に元に戻り
その後
頭痛症状が始まる場合
前兆のみで頭痛を伴わない場合があります
前兆の回数が多い場合
時間が長い場合
不安感を感じる場合
日常生活に支障がある場合
には
ロメリジン
バルプロ酸ナトリウム
プロプラノロール
などの頭痛予防薬を服用し
なるべく前兆発作が起きないように 予防します
視覚性前兆が長時間続く場合には 別の疾患がないか頭部精査が必要になる場合があります
前兆のみで頭痛を伴わない場合 トリプタンは効果がなく服用する必要はありません