緊張型頭痛のメカニズムはまだ完全に解明出来ていませんが
おおむね次の2つのメカニズムが複雑に関与していると考えられています
末梢性感作
頭頸部の筋肉群の侵害受容器の閾値が下がっており
姿勢異常などで頭頸部の筋肉群内に発痛物質が誘導されると
弱い刺激でも痛みを感じやすくなる
中枢性感作
末梢からの侵害刺激が長い期間持続すると
痛みを抑える神経 下降性疼痛抑制系 の機能が抑えられており
弱い刺激でも痛みを感じやすくなる
日本人の約 20%に 緊張型頭痛があるという調査結果があります
月に1日未満で 頭痛頻度が少ない場合は 問題となることは少ないですが
頻度が多かったり 日常生活へ支障がある場合には
急性期治療 予防療法が必要となるでしょう