群発頭痛の予防療法にはどのような薬剤があるのでしょうか
反復性群発頭痛(寛解期が3ヶ月以上)および
慢性群発頭痛(寛解期がないか あっても3ヶ月未満)の予防療法
1. Ca拮抗薬 ベラパミル
ベラパミル(ワソラン 商品名)が第1選択薬
最大使用量 240mg / 日 ですが、徐脈 便秘等の副作用に注意しながら使用します
効果発現に1-2週程度かかります
2. ステロイド
副作用に注意し短期の使用に留めます
5-7日一定量を投与し その後漸減していきます
プレドニゾロンとベラパミルを併用することもあります
ベラパミル ステロイド服用で予防効果が得にくい場合
ガバペンチン トピラマート バルプロ酸ナトリウムや
星状神経節ブロック 後頭神経ブロックをおこなう場合もあります
海外では抗CGRP抗体のガルカネズマブによる予防療法がおこなわれていますが
本邦では未承認です
群発頭痛期間中は 発作を誘発する アルコール 喫煙 昼寝 を控えることも大切です