トリガーポイントとは
従来では
肩こりなどで 圧迫などの刺激をした場合に関連領域に痛みを起こす場所
触ったときに 筋硬結を触れる過敏な場所 という理解でした
これまでは 筋硬結を触れる場所に注射をし 痛みの治療を行ってきました
近年では
筋筋膜性疼痛の病態は
筋・腱・靱帯などの軟部組織に分布する侵害受容器が過敏化した状態で
筋硬結そのものがトリガーポイントではない と考えられるようになってきました
超音波エコー装置を用いて 筋肉の痛い場所をみると
圧痛のある範囲に 高エコー像がみられます(白っぽく見える)
その場所に注射をし 筋線維がバラバラになるように
深いところから 浅いところまで液体を広げると筋肉痛が取れます
局所麻酔薬や生理食塩水による注射の事を 近年ではハイドロリリース注射と呼び
緊張型頭痛に代表される慢性頭痛 肩こり 腰痛症などの 筋筋膜性疼痛の治療として行われます