片頭痛予防薬として2021年よりCGRP関連抗体薬が使用できます
CGRP関連抗体薬の特徴
1. エムガルティ
一般名 ガルカネズマブ
ターゲット CGRP
抗体の種類 ヒト化抗体
投与量 本数 2/1/1...
投与間隔 30日
投与経路 皮下注
副作用 注射部位反応(紅斑 痒み 腫れ)
在宅自己注射 可
2. アイモビーグ
一般名 エレヌマブ
ターゲット CGRP 受容体
抗体の種類 完全ヒト抗体
投与量 本数 1/1/1...
投与間隔 28日
投与経路 皮下注
副作用 注射部位反応(紅斑 痒み 腫れ)便秘(臨床的には大きな問題なし)
在宅自己注射 可
3. アジョビ
一般名 フレマネズマブ
ターゲット CGRP
抗体の種類 ヒト化抗体
投与量 本数 1/1/1... or 3/0/0
(間隔守れば 途中から3ヶ月おき1ヶ月おきへの変更可)
投与間隔 28日 or 84日
投与経路 皮下注
副作用 注射部位反応(紅斑 痒み 腫れ)
在宅自己注射 可
早い治療効果を望む場合 初回に2本注射する エムガルティ
アイモビーグは 完全ヒト化抗体 便秘の副作用ありますが
重症の便秘症でない限り臨床的には大きな問題になりません
多忙で 出来るだけ通院頻度を減らしたい場合
3ヶ月分を1回投与できる アジョビ
1.過去 3ヵ月間で 月に平均4日以上片頭痛がある
2.急性期治療薬や非薬物治療をしても片頭痛により生活に支障がある場合
3.既存の予防薬(塩酸ロメリジン バルプロ酸ナトリウム プロプラノロール)のいずれかが効果が不十分であったり 副作用などで使用できない場合
厚生労働省の最適使用推進ガイドライン