群発頭痛 の診断は「国際頭痛分類(第3版)」診断基準によって行います
群発頭痛の症状は
- 痛みは一側性 目の周囲 前頭部 側頭部の激しい頭痛が数週から数ヶ月続く
- 持続時間 15-180分
- 夜間 睡眠中に多い
- 結膜充血や流涙
- 鼻汁 鼻閉
- 眼瞼浮腫(まぶたの腫れ) 顔面の発汗
- 縮瞳 眼瞼下垂
などの症状を伴うことが あります
片頭痛の方は動作で痛みが悪化するので ぐったり寝こんでいることが多いですが
群発頭痛の方は 激痛のためそわそわ されていることが多いです
男女比 男性に多い 女性の3 - 7 倍
発症年齢 20-40歳での発症が多い
誘発因子 アルコール飲料 喫煙 ニトログリセリン ヒスタミン
治療方法 スマトリプタン皮下注射 酸素吸入 7l / 15分 在宅酸素療法
実際にはイミグラン点鼻液 トリプタン錠剤などが使用される事もありますが
有効性はスマトリプタン皮下注射 酸素吸入の方が高いとされています
予防方法 ベラパミル ステロイド 神経ブロック
海外では
1.ニューロモデュレーション(頚の迷走神経を頚の皮膚の上から刺激:急性期・予防)
2.ガルカネズマブ(CGRP関連抗体薬:予防)
が用いられていますが 日本では未承認です