耳介部 外耳道 口腔内に帯状疱疹が発症すると
末梢性顔面神経麻痺 難聴 めまい症状など を合併することがあり
最初に症例を報告した神経内科医の名前から
ラムゼイハント症候群と名付けられています
片側の耳周囲 耳の後ろの違和感 チクチク感から始まり
数日後に耳に痛みを伴う紅斑疹ができ 末梢性顔面神経麻痺があれば
ラムゼイハント症候群 が疑われます
末梢性顔面神経麻痺 顔面神経障害
（おでこの しわ寄せ不可 まぶた閉じにくい ほうれい線浅い 口角下がる）
顔面神経以外の神経の障害されることもあり様々な症状を呈します
めまい 難聴 耳なり 内耳神経障害
顔面痛 三叉神経障害
嚥下時痛 舌咽神経障害
味覚低下 舌神経（顔面神経）
出来るだけ早期に 抗ウィルス薬治療を開始 顔面神経麻痺にはステロイド治療併用
顔面痛に対しては 非ステロイド性消炎鎮痛薬 プレガバリンなど
誘発筋電図検査で予後予測を行い適応によっては 顔面神経管開放などの手術療法
顔面の違和感 こわばり感に対し 顔面マッサージ 表情筋のリハビリテーションを行います
帯状疱疹を伴わない末梢性顔面神経麻痺はBell麻痺といい 比較的 予後良好です
帯状疱疹を予防するには 帯状疱疹ワクチン接種が有効です
