片頭痛急性期治療薬 ラスミジタン(製品名 レイボー錠 2022年1月発売)
セロトニン5HT1F受容体に選択性の高い薬剤で
CGRP放出を押さえ片頭痛の急性期の痛みを緩和します
ラスミジタンはセロトニン5HT1F受容体に選択性が高いため トリプタンの様に
セロトニン5HT1B/受容体を介した血管収縮作用を起こすことが無く
虚血性心疾患や脳血管障害 脳幹性前兆を伴う片頭痛
片麻痺性型片頭痛の方も服用ができます
特徴は
治療薬 薬効分類 グループ1(エビデンスレベル高い)
トリプタンと比較し 頭痛発症 1時間以降の服薬でも効果が得られる
服用の始めにはめまい感 眠気(3時間程度)あるが 投与初期に限られ
服用回数毎に副作用は減っていきます(5-6回で軽減)
副作用対策として 少量 50mgで 眠前からの服用開始
慣れてきたら 昼間の服用可
副作用が無ければ 標準量の100mgで服用してみる
トリプタンに比べ 服用2時間後の頭痛消失率の割合も高いことが知られています
トリプタンとの使い分け可
24時間以内であれば200mgまでの服用が可能です
片頭痛を慢性化させないために 急性期治療薬 予防療法には様々な選択肢があります