頭痛を予防するためのお薬がいくつかあります
頭痛予防薬は頭痛発作の回数を減らし程度を軽くするためのお薬です
頭痛発作の度に鎮痛薬やトリプタンを服用するのは良くないのでしょうか?
- 月に2回以上頭痛発作があり、支障のある頭痛が月に3回以上あれば予防治療を検討してみてもよい
これは鎮痛薬の飲みすぎを防ぎ、薬物の使用過多による頭痛を防ぐためです
薬物の使用過多による頭痛になると 頭痛が慢性化し 治療が難しくなるためです
月に10日以上頭痛薬を飲んでいたり月の半分以上頭痛に悩まされている場合
薬物の使用過多による頭痛の可能性があります
- 予防薬をはじめると一生飲み続ける必要があるのでしょうか
十分な効果が得られるまで、2ヶ月程度の期間をかけてゆっくり増量
少なくとも3ヶ月継続 副作用がなければ6-12ヶ月は継続し 片頭痛発作のコントロールが良ければゆっくり減量 中止が可能です
- ネットで調べると予防薬は「うつ」「てんかん」にも使う薬と書いてあったのですが、心配ないでしょうか
うつ症状にも使用される アミトリプチリンは片頭痛 緊張型頭痛に厚生労働省から適用外使用が認められている薬です
てんかんに使用される バルプロ酸ナトリウムは片頭痛の発症抑制の適応が認められているお薬です
頭痛予防薬には様々な選択肢があります