片頭痛とCGRP
- CGRPとは
CGRP とは37 個のアミノ酸から成るペプチドで片頭痛の病態に関与していることが知られています
- 片頭痛とCGRP
片頭痛発作時に血液中のCGRP濃度が上昇していること
片頭痛患者さんにCGRPを静脈注射すると片頭痛発作が誘発されることより片頭痛の病態にCGRPが重要な役割を果たしていると考えられています
- CGRPをターゲットにした新しい片頭痛治療薬
抗CGRP抗体治療薬 2種類(ガルカネズマブ フレマネズマブ)
製品名 エムガルティ(2021年4月発売) アジョビ(2021年8月発売)
抗CGRP受容体抗体 1種類(エレヌマブ)
製品名 アイモビーグ(2021年8月発売)
3剤とも注射薬で 初回投与量 注射の間隔に違いがありますのでお問い合わせください
- CGRP関連抗体薬どのような方に適応となるか
厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでは
1.過去 3ヵ月間で 月に平均4日以上片頭痛があり
2.急性期治療薬や非薬物治療をしても片頭痛により生活に支障がある場合
3.既存の予防薬(塩酸ロメリジン バルプロ酸ナトリウム プロプラノロール)のいずれかが効果が不十分であったり 副作用などで使用できない場合
が適応となります