西宮市のペインクリニック さかうえクリニック
痛みには「良い痛み」と「悪い痛み」があるのをご存じでしょうか?
痛みを感じる事は不快に決まっているじゃない、すべての痛みは悪い!
と思われるかもしれません。
痛みを感じることで病気や怪我の程度が分かりますし、痛い部位を安静に保つことで体を守る役割があります。
警告信号としての痛みは「良い痛み」と言えるでしょう、もちろんこのような痛みは病気や怪我が治ると感じなくなります。
ところが病気や怪我が治っても痛み症状だけが残る場合があります。
病気や怪我で神経系が障害を受け、正常に修復されなかった場合には軽い刺激を痛みとして感じてしまったり、通常以上に痛く感じてしまったりすることがあります。
このような痛みは「悪い痛み」と言って良いでしょう。
日光浴などで日焼けをすると、背中がひりひりしますよね。
その後シャワーを浴びると、お湯の刺激を痛みとして感じたり、じりじりとした痛みが続く事は多くの方が経験されていると思います。
日焼けの痛みは皮膚の炎症が落ち着けば治りますが、神経障害による痛みは日焼けの痛みがずっと続くような状態と想像して頂ければ理解がしやすいです。
良い痛みが悪い痛みに変わるメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、痛みは我慢するものではなく、早期から積極的に治療すべきものという考えが主流になってきています。