鎮痛補助薬ってご存じでしょうか、鎮痛薬とどう違うのでしょう?
鎮痛補助薬とは消炎鎮痛薬や医療用麻薬性鎮痛薬に効きにくい痛みに対して用いられる薬の総称で、
抗うつ薬、抗けいれん薬、抗不整脈薬、抗不安薬、副腎皮質ホルモン薬などが含まれます。
一般的に鎮痛薬とは考えられていない、うつ病や、けいれんを抑える薬、不整脈のお薬などが痛み止めとして処方されることがあるのです。
帯状疱疹後神経痛や脊椎疾患にともなう神経障害の痛みなどの神経障害の痛みに奏功します。
大まかに分けて、
抗うつ薬は
- 「持続的にしびれたような痛み」「締め付けられるような痛み」
- 「電気が走るような痛み」「刃物で刺されるような痛み」
症状に用いられます。
痛み症状を起こしている原因、痛みの性状によって
- 鎮痛薬のみ
- 鎮痛補助薬のみ
- 鎮痛薬・鎮痛補助薬の組み合わあせ
近年では鎮痛補助薬にも本来の作用に加え、痛みの伝達機構に作用することが明らかとなってきています。
長引く痛み、頑固なつらい痛みは神経障害性の痛みの可能性があります。
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