痛みは
- 急性疼痛
- がん性疼痛
- 慢性疼痛
に分けられます
1)急性疼痛(術後痛や外傷や疾病に伴う痛みや分娩痛)
2)がん性疼痛
- がんそのものによる痛み(がんの進行により臓器の皮膜が伸展されたり管腔臓器が拡張することで起きる痛み)
- がんが胸膜・腹膜や筋肉へ浸潤していくことによる体性痛
- がん治療に伴う痛み(手術による痛みや胸水・腹水を体外へ導くためのドレーン挿入部の痛み、放射線治療に伴って発生する神経障害性の痛み)
- がん以外の原因(寝たきりで背中や首の慢性的な痛みが起きる、筋筋膜性の痛み)
が含まれます
急性痛とがん性疼痛の一部は生理的疼痛として生体の警告信号としての役割がありますが、慢性疼痛と一部のがん性疼痛には警告信号としての役割は無くなっており、痛み自体が「病気」すなわち、「痛み」病と考えられています。