さかうえクリニック いたみ通信

西宮市のペインクリニック さかうえクリニック 〒662-0971 西宮市和上町1-16日本生命西宮ビル1階 Tel 0798-38-8388           ペインクリニック専門医 頭痛専門医                     ペインクリニック(痛みの治療) 頭痛外来

2011年6月30日木曜日

阪神西宮のスイーツ〜 エビスヤさんのソフトクリーム


西宮市のペインクリニック さかうえクリニック
毎日、うだるような暑さです。


阪神西宮のスイーツとして、先日のブログで阪神西宮駅南の西宮中央商店街エビスヤさんのえびす焼きについて書かせて頂きました。

そのブログを読んで下さった方から、エビスヤさんはソフトクリームも美味しいとお聞きしました。 

この暑さ、是非食べてみたいと行ってきました。 
お店の中でゆっくり頂こうと思っていたのですが、生憎満席のようでしたのでどうしようかと思っていると、テイクアウトができるとの事。

冷凍ソフトクリームより、できたてのソフトクリームが食べたいけれど、食べながら帰るのもどうかと躊躇していると、できたてのソフトクリームも、20分は大丈夫と言われ嬉々として頂きました。 

普通にソフトクリームを新聞紙にくるまれて渡されて、どういう状態なんだろうと思いながら、炎天下の中ドライアイスもなく持ち帰りました。

帰り着き、開けてみると、なるほど、写真のようにクリームの部分にもカップがついていて、しかも全く溶けることなく程よいかたさを保って出てきました。 
新聞紙にくるまれて出てきたソフトクリームはどこか懐かしい甘さで、見た目同様ほっとするお味でした。 
前を通る度に何かしら買いたくなるお店です。

2011年6月24日金曜日

半夏生 はんげしょう


梅雨も中休みでしょうか。
曇り空から一転、抜けるような青空に強い日差しが照りつけ、気温もうなぎ上りの一日でした。 

急な気温の変化に身体がついていけず、殊の外暑く感じられたのではないでしょうか。

こんな日は見た目も涼しげな花にしようと、半夏生とミョウガの葉を涼を誘う青い花器にいけました。

半夏生は初夏の訪れを告げる草です。
 
調べてみると、半夏生とは、夏至から数えて11日目の、農家にとっては節目の時期をさす意味だそうです。
地域によっては、この時期までに田植えなどの農作業を終わらせ、その後5日間は農作業をやめたり、米が蛸の吸盤のようにしっかり大地に根付くように蛸を食べる習慣があったりするようです。 

葉の半分が白く色づくので清涼感があります。 
暑い中歩いて来られた方に、少しでも涼しく感じて頂けたらと思います。

試行錯誤しながら、我流でいけていますので、お目だるい事も多々あるかと思います。
手直しなどして頂けたら嬉しいです。 

2011年6月22日水曜日

エビソウとミョウガ




蒸し暑い日は、薬味の効いたお料理が美味しいですね。 我が家ではよく、ミョウガを使います。 

そしてミョウガは、こんなところでも大活躍です。
今週のさかうえクリニックの待ち合いには、エビソウとミョウガの葉をいけました。 
ミョウガの葉は香りも勿論、ミョウガそのものです。
クリニックの中ですのであまり香りが強いものは入れないようにしています。
このミョウガは顔を近づけるとほのかの香る程度ですので、機会があれば試してみて下さい。

エビソウは、花房の様子が本当にエビの背のようです。
ちらりと見える白い部分はエビの足のようです。
別名 ベロペロネ コエビソウ というそうで、
この名前の響きも可愛いですね。 

2011年6月20日月曜日

痛みは第5の生命徴候

西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

病院で診察を受ける前に
  1. 血圧
  2. 脈拍数
  3. 呼吸数
  4. 体温
を計る事がありますね

医師はこれらの生命徴候、問診所見、診察所見とを組み合わせ病気の診断をしているのです

「痛み」もこれらの生命徴候の一つであると考えられるようになってきました、血圧、脈拍数、呼吸数、体温に加え、痛みが
第5の生命徴候と言われる所以です

「痛み」に関してペインクリニックでは次のように詳しく症状を伺います

  • いつから痛みが始まったのか
  • どこが痛いのか
  • 痛みが起こるきっかけがあったのか
  • どれくらい続いているのか
  • どんな痛みなのか?
  • どうすれば楽に(痛く)なるのか
  • 痛みの為に何が障害されているか(睡眠、食事、仕事、スポーツなど)
  • 痛みの強さはどれくらいか
通常の生命徴候に加え、「痛み」について詳しく調べることで病気の診断、治療に結びつけていくのです

「どんな痛みなのか」と言う質問に対しては
「痛みと言う感覚が個人的な体験」なので、どう表してよいかが難しいかもしれません

診察室では「ちくちく」「ぴりぴり」「ずきずき」「電気が走るような」「犬が噛みついているような」など

ご自分の言葉でありのままに表現して頂いて結構です




2011年6月16日木曜日

色々な紫陽花〜花の色の不思議




西宮市のペインクリニック さかうえクリニック
雨続きの薄暗い天気の中で紫陽花の青やピンクの花を見つけると嬉しくなります。 

紫陽花にも、ガクアジサイ、カシワバアジサイなど、色々な紫陽花がありますね。

夙川近辺の紫陽花の咲き方を見ていると、まず、カシワバアジサイ、そしてアジサイ、最後にガクアジサイが見頃を迎えているように思います。
アジサイを見ていると、変わった花を見つけました。

一つの花が二色に分かれている花です。アジサイの花の色はその土壌が酸性なら青の花、アルカリ性なら赤の花が咲くようですが、上の写真にあるような花の場合はどうなのでしょう?

一つの花の中で二つの色があり、しかもちゃんと分かれて色づいているように思います。

ちょっと珍しいので写真に撮ってみました。
雨の日は鬱陶しい気分になりますが、ちょっと変わった物を発見すると嬉しくなります。 

雨の日には、さかうえクリニックでカタツムリがいるかもしれません。
探してみて下さいね。

2011年6月14日火曜日

シャラとミノムシ

シャラ(夏椿)が咲いているのを見つけました

少しうつむき加減に咲いて、清楚な白が梅雨時にはさわやかです

花の写真を撮っていると、ミノムシを見つけました

シャラの木の幹はサルスベリのようなつるつるしたような樹皮です

このミノムシの蓑、おそらくシャラの木の樹皮で作ったのでしょう

ごつごつした感じがおもしろいですね

2011年6月13日月曜日

阪神西宮〜西宮中央商店街 エビスヤのえびす焼き


西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

本日はえびす焼きを買いに行きました

阪神西宮駅南の西宮中央商店街の中にある
エビスヤさんのえびす焼きです

先日買わせて頂いた時、その皮のモチモチ感と、甘過ぎないのにこくのある餡の味がたまらなく美味しく、又買いに行かねばと思っていたのです

白餡とどちらにしようかと悩みながら、やはり又もや以前と同じ餡を買ってしまいました。ホカホカのえびす焼きをその場で食べたいのをなんとか我慢してお家でゆっくり優しい甘さを堪能しました

お店でも食べられるソフトクリーム等、色々メニューがあるようでした

今度はお店でおぜんぜいや、かき氷を頂きたいと思っています


2011年6月12日日曜日

神経根ブロック治療

西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

神経根ブロックとは脊柱管(背骨)の椎間孔(背骨の横穴)を通って脊柱管(背骨)の外へ出た脊髄神経とその周りに局所麻酔薬やステロイドを注入する方法です
脊柱管(背骨)から出てきた神経根

などに伴う神経根症に適応になります

神経根ブロックはレントゲン透視下に行います、皮膚に局所麻酔を行った後、専用の細い針をゆっくりと進めていきます

針先が神経根に触れるとピリッとした放散痛が生じます
造影剤で神経根の走行を確認した上で局所麻酔薬とステロイドを注入していきます

「神経根ブロックってピリッとするので痛いんでしょう?」
と良く聞かれます

しかしながら神経根自体に作用させることを目的とした神経ブロックなので確実な効果を得るための放散痛の確認が必要なのです

当院では出来るだけ痛みが少ないように工夫をしています、ご相談ください

2011年6月11日土曜日

明和病院 地域連携の会

西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

明和病院 地域連携の会に参加して参りました
地域の核となる明和病院とかかりつけの診療所とが情報交換を密にし、日頃の連携をスムーズ行う為の会です

明和病院は川西航空機工業(現新明和工業)が昭和20年に西宮市鳴尾地区に開設した伝統ある総合病院です

病院の沿革をご紹介頂いたスライドの昔の地図には鳴尾飛行場が所在していました、西宮市にも飛行場!があったのですね
現在は武庫川女子大学のキャンパスの一部になっているようです

引き続いて明和病院の循環器内科、形成外科、放射線科の先生方の最新治療のお話、また急性期医療に力を注がれている点をご説明いただきました

専門性の高いスタッフの先生方と情報交換させて頂き、地元の開業医としては大変心強く思いました

2011年6月10日金曜日

こむら返り

西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

夜間に起こるこむら返りでぐっすり眠れないことは無いですか?

こむら返りは下肢の筋肉、主にふくらはぎ(腓腹筋)が、意志に反して強く収縮する事で起こります

強い痛みを伴う筋肉の収縮が数秒から数分続き、寝付きが悪くなったり、痛みで目が覚めてから再び入眠が困難になったりする事もあります

こむら返りの特徴は
  • 年齢と共に増え、男女差はない
  • 妊娠中には増える
  • 7割程度は夜起こる
  • 殆どは特発性(特別な原因なく病気が起こること)
  • 神経や筋肉の病気、甲状腺、糖尿病、足の血管の動脈硬化、降圧薬などの薬、電解質のバランス異常などの原因で起きることもありますので注意が必要です

    こむら返りがおきてしまったら、まずはふくらはぎのストレッチ、マッサージをしましょう    
    膝を伸ばした状態で足首を上に曲げると良いでしょう

    治療薬としては日本では漢方薬の芍薬甘草湯が有名ですね

    海外ではマラリア治療に用いる硫酸キニーネ、抗けいれん薬のガバペンチン(ガバペン)などが使われることがあるようです

    こむら返りにマラリア治療薬!! 所変われば品変わるですね

    参考文献
    Noctural leg cramps, Curr Neurol Neurosci Rep  (2010)10:53-59

    2011年6月9日木曜日

    夙川(苦楽園)の蛍



    夙川で蛍が見られる事をご存知でしょうか。 

    夙川は、春は桜、初夏の今の時期は紫陽花、蛍、秋は紅葉を楽しむことができる本当に素晴らしい所だなと、このブログを始めて改めて感じています。

    先週の土曜日、夙川に蛍を見にでかけました。 

    毎年見に行くのですが、だいたい六月の第一週目を目安にリサーチをし、蛍が見え始めたと聞くや否や出かけていきます。

    車で行く場合は阪急苦楽園駅西側のコインパーキングに停めていくと便利です。
    蛍が見られるポイントは苦楽園から川沿いにおりて上流にむかって橋桁の下まで歩いていきます。 

    橋のあたりが一番の見所ですが、歩きながらも、ふわふわと淡い光が飛んでいるのが見られます。 

    苦楽園からは川の東側を歩かないと、西側の道は上流に向かって歩いていく途中で途絶えていたりします。

    真っ暗の中に優しく飛び交う蛍の光。
    見ているだけで穏やかな気分になります。

    2011年6月8日水曜日

    坐骨神経痛

    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック
    椎間板ヘルニア 
    図右側 神経根がヘルニアにより圧迫されています

    腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で生じる腰痛や坐骨神経痛は強い痛みを伴います。

    急性期の痛みの治療には消炎鎮痛薬やアセトアミノフェン(カロナール)を用います。

    必要以上に安静にする必要はありませんが、痛みを起こすような姿勢を避けることが必要です。
    理学療法は坐骨神経痛が出た直後は控え、2-3週して少し症状が落ち着けば行っても良いでしょう。

    消炎鎮痛薬を服用しても痛みが取れにくい場合は、硬膜外ブロック治療神経根ブロック治療が有効です。

    硬膜外腔に局所麻酔薬、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を投与する事で坐骨神経痛症状を緩和します。

    2011年6月7日火曜日

    あじさい

    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

    待合室にあじさいを飾りました。
    梅雨空が続きますが、季節の花があるとほっとしますね。

    2011年6月6日月曜日

    夙川のパン屋さん BOULANGERIE MIYANAGA


    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

    梅雨空の合間、夙川沿いをお散歩する時の楽しみの一つにパン屋さん巡りがあります

    夙川にはパン屋さんが沢山あり、それぞれのお店の個性が光るパンが並んでいます

    先日は阪急夙川駅北改札口前にある「Boulangerie Miyanaga」さんへ
    お目当てはクリームパンでしたが、売り切れ

    代わりにチョコチップがぎっしり入ったものと、天然酵母の生地にうぐいす豆が入ったものを買いました

    チョコレート好きな人には、もちもちしたパン生地に生地より沢山入っていそうなチョコチップの甘みがやみつきになりそうな一品です

    こちらのお店はキッシュ等、具沢山のパンが豊富にあるので色々な種類一つずつ買ってお家でカットしてみんなでお昼に食べると楽しいと思います

    2011年6月5日日曜日

    間欠性跛行

    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

    歩いているうちに足が痛くなったり、重だるくなって歩けなくなる、
    少し休憩すると再び歩けるようになる状態を「間欠跛行(かんけつはこう)」と言います
    主に
    • 腰部脊柱管狭窄症
    • 閉塞性動脈硬化症
    などの疾患で生じる症状です

    痛みの原因は
    脊柱管狭窄症は脊柱管の狭窄(神経のトンネルが狭くなること)による神経根や馬尾の障害であるのに対し、
    閉塞性動脈硬化症では動脈硬化で足の血流が悪くなり、虚血によって足の痛みが生じます。

    脊柱管狭窄症による間欠跛行は主に臀部からふくらはぎ・足の裏にかけての痛み
    閉塞性動脈硬化症による間欠跛行は主にふくらはぎが痛くなることが多いです

    両者を見分ける方法の一つは
    自転車は乗れるが、歩くと痛くなるのは脊柱管狭窄症
    自転車でも歩行でも痛くなるのは閉塞性動脈硬化症

    腰部脊柱管狭窄症で手術適応にならない場合、抗血小板薬やプロスタグランジン製剤により血流の改善を図ったり、ペインクリニックでは硬膜外ブロックなどの神経ブロック治療を行うことで間欠跛行の治療を行います

    歩くと臀部からふくらはぎが痛む、休むと戻るという症状は間欠跛行の可能性があります
    お気軽にご相談ください



    2011年6月4日土曜日

    ペインクリニックと漢方 抑肝散

    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

    兵庫県保険医協会西宮・芦屋支部主催の漢方研究会に参加して参りました。

    テーマは「慢性痛に対する漢方治療」
    順天堂大学医学部附属病院 麻酔科学ペインクリニック講座の光畑裕正先生のご講演です。

    抑肝散(よくかんさん)と言う漢方薬を中心としたご講演で、抑肝散の薬理作用、神経障害性疼痛での多数の症例をご呈示いただきました。

    神経ブロック、西洋薬が使いにくい高齢者の神経障害性疼痛での有効例が多いと言うことで大変勉強になったご講演でした。
    早速診療にも役立てたいと思います。

    2011年6月3日金曜日

    シモツケソウとカタツムリ

    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

    待ち合いにシモツケ草を飾りました。 

    一つ一つの花が可憐で楚々とした雰囲気ながら、鮮やかなピンク色が華やかです。 


    雨の日には時々陶器でできたカタツムリが登場します。 
    本物のような雰囲気のこのカタツムリ、今、化粧品で話題になっているような粘液こそ出ませんが、時々場所をかえて登場します。
    見かけられましたら可愛がってやって下さいね。

    2011年6月2日木曜日

    痛みの種類

    西宮市のペインクリニック さかうえクリニック

    痛みは
    1. 急性疼痛
    2. がん性疼痛
    3. 慢性疼痛
    に分けられます

    1)急性疼痛(術後痛や外傷や疾病に伴う痛みや分娩痛)
    2)がん性疼痛
    • がんそのものによる痛み(がんの進行により臓器の皮膜が伸展されたり管腔臓器が拡張することで起きる痛み) 
    • がんが胸膜・腹膜や筋肉へ浸潤していくことによる体性痛 
    • がん治療に伴う痛み(手術による痛みや胸水・腹水を体外へ導くためのドレーン挿入部の痛み、放射線治療に伴って発生する神経障害性の痛み) 
    • がん以外の原因(寝たきりで背中や首の慢性的な痛みが起きる、筋筋膜性の痛み) 
    3)慢性疼痛は3ヶ月以上続く痛みの事で、代表的な疾患としては

    が含まれます

    急性痛とがん性疼痛の一部は生理的疼痛として生体の警告信号としての役割がありますが、慢性疼痛と一部のがん性疼痛には警告信号としての役割は無くなっており、痛み自体が「病気」すなわち、「痛み」病と考えられています。

    2011年6月1日水曜日

    柏葉あじさい


    6月に入り梅雨空が続いています、最近は色とりどりの様々なあじさいが出回っていますね。

    柏葉あじさい
    葉の形が柏(かしわ)に似ているのが、名前の由来だそうです。


    円錐状でたくさん花がつくとかなりのボリュームがあります。


    清楚な白色の花がこの季節にはすがすがしいですね。