椎間板ヘルニア 図右側 神経根がヘルニアにより圧迫されています |
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で生じる腰痛や坐骨神経痛は強い痛みを伴います。
急性期の痛みの治療には消炎鎮痛薬やアセトアミノフェン(カロナール)を用います。
必要以上に安静にする必要はありませんが、痛みを起こすような姿勢を避けることが必要です。
理学療法は坐骨神経痛が出た直後は控え、2-3週して少し症状が落ち着けば行っても良いでしょう。
消炎鎮痛薬を服用しても痛みが取れにくい場合は、硬膜外ブロック治療や神経根ブロック治療が有効です。
硬膜外腔に局所麻酔薬、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を投与する事で坐骨神経痛症状を緩和します。