発作中、激烈な痛みでじっとしても耐えられないような頭痛は群発頭痛の可能性があります
「目を錐(キリ)でえぐられるような痛み」と表現される方もいらっしゃる位です
通常、痛くなるのは頭のどちらか片側だけで鼻汁や鼻づまり
涙が出たり、結膜充血、まぶたが腫れることもあります
国際頭痛分類第2版によれば
1. 一側性で重度〜きわめて重度の頭痛が眼窩部、眼窩上部、側頭部の何れかの部位に生じる 15分〜180分続く
2. 少なくとも以下の項目を1つ伴う
- 結膜充血または流涙(あるいはその両方)
- 鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
- 眼瞼浮腫
- 前頭部および顔面の浮腫
- 縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
- 落ち着きがない、あるいは興奮した様子
3. 2日に1回から1日8回
と定義されています
まとめると
- 片側に起こる激烈な頭痛で、鼻づまりや涙が出ることが多い
- 男性に多く、お酒や煙草で頭痛発作が誘発される
- 数ヶ月の群発期間が過ぎると、頭痛発作が無くなる期間がある(寛解期)
急性期治療はトリプタン(イミグラン)や酸素投与、予防治療にはカルシウム拮抗薬(ワソラン)を用います
( )内は商品面
( )内は商品面
また、群発頭痛期には禁酒・禁煙し誘発因子を遠ざけること、規則正しい生活を送ることが大切です