鎮痛目的で使用される抗うつ薬には主に
- 三環系抗うつ薬
- セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
1. 三環系抗うつ薬 ( )内は商品名
- 下降形抑制系でのセロトニン・ノルアドレナリンの濃度を上昇させることで鎮痛効果を発揮する
- 神経障害性疼痛の第1選択薬である
- アミトリプチリン(トリプタノール)、ノルトリプチリン(ノリトレン)では痛みに対するエビデンスが豊富だが、イミプラミン(トフラニール)、クロミプラミン(アナフラニール)では少ない
- 眠気、口渇などの副作用があり高齢者には使いにくい
- 緑内障の方には使えない
2. セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 [SNRI]
- セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害し鎮痛効果を発揮
- 三環系抗うつ薬より副作用は少ない
- ミルナシプラン(トレドミン)、デュロキセチン(サインバルタ)が代表的
三環系抗うつ薬の慢性的な痛みに対する効果は様々な疾患で確認されています
このように様々な痛みに対して効果がありますが、服用を始めてから効果が出てくるまでに数週間かかることがあります。
神経障害を思わせる痛み、慢性頭痛でお困りの方は
西宮市のペインクリニック さかうえクリニックへご相談ください。