帯状疱疹の皮膚の症状が治っても痛みが続いている状態を
帯状疱疹後神経痛と言います
帯状疱疹発症からどれくらいの期間で帯状疱疹後神経痛と呼ぶかの明確な定義はありませんが、一般的には3から6ヶ月程度としているテキストが多いようです
神経障害性疼痛 薬物療法ガイドラインでは(日本ペインクリニック学会)
第一選択薬
- 三環系抗うつ薬
- ガバペンチン プレガバリン(商品名 リリカ®)
- SNRI(デュロキセチン)
- メキシレチン
副作用で三環系抗うつ薬やガバペンチンやプレガバリンが使用できない場合には第二選択薬から処方する場合もあります
痛みの軽減が得られる場合には補助的に神経ブロック治療を行います
侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛を発症からの期間で明確に分けることが出来ないために、その時々で痛みの強さ・性質に応じた治療を選んでいく必要があります