乳がん手術後の痛みについての調査ですが
- 乳がん手術後に痛みが残る方は30-70%
- 手術をした側の前胸部、腋窩部、上腕にひりひり、ちくちくする痛みが続き衣服が擦れて痛い場合もある
- 10年以上続く場合もあり、1人で悩まれている事もある
- 主治医に相談したことがない患者さんが約30%
- 治療されていても消炎鎮痛薬の処方が多い
医学的には 乳房切除後疼痛症候群
(Post Mastectomy Pain Syndrome: PMPS)と言い海外の医学テキストには載っていますが、日本のテキストにはひとまとまりの項目として載っていない事が多いようです
- 「痛み」は我慢すると言う国民性
- 主治医に「痛み」について相談しにくい
- 医療者側が「痛み」を過小評価しがち
などが原因です
治療は神経障害性疼痛の治療ガイドラインに沿って行います
乳腺の手術の他に、気胸や肺がんの手術後に開胸術後肋間神経痛(Post Thoracotomy Pain)が残る場合もありますが、これもPMPSと同様の症状が残る事があります
「手術部位、あるいはその周りに痛みは残っていませんか?」
お困りの方は痛みの専門医ペインクリニックでご相談ください